本年度は、10月3日、4日と愛知弁護士会が担当して名古屋市で開催され、月山純典弁護士がシンポジウムと大会に参加しました。議事に先立つ、特別講演で、沖縄国際大学の前泊博盛教授が「沖縄からみた平和的生存権の現在~検証:憲法と日米安保~」と題して、リアルでお話をされました。多々示唆に富むお話がありましたが、インパクトがあったのは、いわゆる地位協定の不平等についてはかねてから問題とされてきましたが、同じように米軍を受け入れているドイツ、イタリアでは日本ほどの不平等な地位協定となっていないこと、日本が援助している開発途上国に対して、同様の不平等な地位協定を結んでいるとの事実でした。引用が教授のお話どおりとなっていないかも知れませんが、改めて考えさせられたご指摘でした。